EAT LABO|福岡 薬院 たべる研究所

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明けましておめでとうございます!

遅ればせながら…明けましておめでとうございます。新年、皆様いかがお過ごしでしょうか?私はいつも通り、台所に籠る日々でございます。

今回はお正月にちなんで、フランスの新年の伝統菓子ガレット・デ・ロワをご紹介します!

galette des rois(ガレット・デ・ロワ

フランスのお正月には「ガレット・デ・ロワ」というお菓子がケーキ屋さんの店頭に並びます。「ガレット(galette)」とは円形のお菓子、「ロワ(roi)」とは王様のこと。つまり「ガレット・デ・ロワ(galette des Rois)」は「王様のケーキ」という意味になります。

そしてガレットデロワの特徴とも言える、このケーキにはなくてはならないものが二つあります。一つは、紙でつくった王冠。もう一つは、ケーキの中に入っているフェーヴと呼ばれる小さな陶器の人形です。(昔は乾燥したそら豆を入れたそうですが、今では陶器の飾りがフェーヴとして使われています。)

フェーヴが入っていたら当たり!

ガレット・デ・ロワのお楽しみは、このお菓子に隠れているフェーヴという、小さい陶器の人形をだれが当てるかということ!当たった人は、その日王冠をかぶり、「王様」または、「王女様」になることができ、皆から祝福されます。そして王様や王女様になった人は、相手の「王女様」または「王様」を選ぶのです。

フランス版おはぎ

ガレット・デ・ロワが売られるのは、早くて年末から~1月の間です。日本でお彼岸に「おはぎ」を食べるのと似ていますね。最近は「おはぎ」が一年中買えるようになりましたが、このガレット・デ・ロワは、この時期を逃したら買えないようです。

正月限定、一時期しか食べないケーキなのですが、ガレット・デ・ロワは、1年間に約6,000万個も生産されているようです。すごい数ですね~!

作ってみました

ということで、早速作ってみました。バター香るサクサクのパイ生地の中にアーモンドクリームが詰まった何とも贅沢な焼き菓子の出来上がり!

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☝とり家のガレットデロワ。パイ生地作り~焼成も含めると4時間かかります…

 

今年も変わらず、おいしい食べ物の話はもちろん!健康のために、毎日を楽しく過ごすために、様々な食の情報を発信していきますので、どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます!

 

とり

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1/21(土)の料理教室参加者募集中です。

ふるってご参加くださいね!

TEL 092-716-5514

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【1月の料理教室】飾り巻き寿司を作ろう!

こんにちは!とりです。

来週の日曜は、もう新年です。先ほど気づいてびっくりしてしまいました~。本当に一年経つのは早いですね~今年も残りわずかですが、おいしいものを見逃すことなく食べて過ごしたいと思います。

それではさっそく来年の料理教室のご案内です!

1月の料理教室

新年最初の料理教室のテーマは「節分」です。みなさんは恵方巻買いますか?それともご家庭で手作りでしょうか?

今回の料理教室では飾り巻き寿司を作りますよ~!そのほかにも豆を使った体に優しい料理を数品ご紹介します。講義では、大切な栄養素の一つたんぱく質をテーマに、食べ物の組み合わせについて学びます!

2017年1月21日(土) 11:00~13:00 

来年1月より、開始時間が30分早くなります!ご注意くださいね!

初回…2700円(税込) 2回目以降…3240円(税込)

Tel 092-716-5550(スポーツ栄養クリニック)

ドイツの伝統クリスマス菓子 Stollen

新年を迎えるその前に!一大イベント?クリスマスがやってきますね。みなさんは、”stollen(シュトレン)"というドイツの伝統クリスマス菓子をご存知ですか?

簡単に説明すると、ラム酒など洋酒に浸けておいたドライフルーツとナッツを、たっぷりのバターと一緒に練りこんで焼いたパン(菓子)です。ここ数年で、日本でもパン屋などでよく見かけるようになりましたね。

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☝とり家のシュトレン。ドライフルーツとナッツたっぷり。砂糖は減らして作りました。うきは産の栗で作った渋皮煮も入れてみました。薄くうすーくスライスして、ちびちび食べます。

私がシュトレンというお菓子と出会ったのは3年前。それまでは口にしたことはもちろん、聞いたこともありませんでした!今、日本のパン屋さんには世界中のパンが並んでいます。こんなにいろいろなパンを食べている国は世界でも日本だけかもしれませんね。でも、人びとがパンをどのように大切なものとしてきたか、という文化については あまり知られていない気がします。

そんなことを感じているときに出会ったのが、「こんがり、パン」という本。こうばしい香り、パリっとした歯ざわり、ふんわりとした口どけ……など「パン愛」あふれるエッセイ41篇を編んだアンソロジーなのですが、日本の食卓にどのようにパンが浸透していったのかが垣間見えて、とても面白かったです。

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☝こんがり、パン(おいしい文藝)

栄養士として、健康のためにもおすすめしているのはご飯食(和食)ですが、もちろんパンも大好きで食べることもあります。なんだかパンを食べる時間がより楽しくなりそうな本でしたよ~。もし見かけたら、お手にとられてみてくださいね。

 

とり

 

 

正月太りを防ごう!賢いおせちの食べ方

早いもので、今年も残すところあと僅か。正月はもうすぐそこです!

お正月にはおせち料理を食べる方がほとんどですよね。健康的な和食にも見えますが、実はこれらのお料理、保存がきくように砂糖や醤油が多く使われているため、塩分やカロリーが高いんです!
そこで今回はおせち料理に含まれるカロリーと塩分量、食べ方のポイントをご紹介します。

甘いおせち料理は食べる量を控えめに

栗きんとんや伊達巻卵など、おせちで人気の甘い料理。お菓子に匹敵するエネルギーがあります。
■甘いおせち料理(1人分の量)
栗きんとん 80g(栗2粒分)【170kcal】
黒豆の甘煮 20g 【60kcal】
伊達巻卵 40g (2切れ)【80kcal】


甘いおせちは箸休めに、または最後に食べるのがおすすめです。

血圧が高い方は要チェック

■塩分の高いおせち料理 (1人分の量)
数の子25g【塩分0.6g】  蒲鉾2切【塩分0.6g】
田作り10g【塩分0.7g】  昆布巻き30g【塩分1.7g】


昆布巻き・田作りは塩分も高いですが、血圧を下げる働きのあるK(カリウム)も含まれています。食べ過ぎないように、小皿に盛り付けて食べましょう。

おせちの賢い食べ方

おせち料理は野菜が少なくなりがちです。野菜料理を中心に選びましょう。なます1人前(80g)で約20kcal、煮物(80g)で約50kcalと低カロリーで、食物繊維もとれるので一石二鳥です。


減塩では、天然だしを上手に使い、煮しめなどを温めなおすときは出汁を加えて煮詰まるのを防ぎましょう。また香辛料(唐辛子、わさび)や香味野菜(みつば・せり・ゆず・胡麻)などを用いることで薄味でも美味しい料理になります。


また1人分ずつ盛りつけをすると量が把握でき、食べ過ぎ防止にもなります。購入する場合はセットで買わず単品で買い、できるものは家庭で手作りに挑戦してみては?

 

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☝去年のとり家のおせち。出汁をたっぷり効かせた料理や食物繊維がとれる献立を中心に作っています。

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☝重箱や大皿盛りではなく、小皿に一人分ずつ盛り付けてから食べるのがオススメです。素敵なお皿に盛り付ければ、目にもおいしく、ついつい食べ過ぎてしまうのを防げますよ。

 さいごに

年末年始は忘年会やパーティーも多く、『規則正しい健康な食事』を続けるのが一番難しい季節です。
「周囲との付き合いがあるから、会食の誘いを断ったり、自分だけ人とは違う食事にすることなど出来ない…」という方も多くいらっしゃいます。これもよく分かりますが、大切なのは調整する気持ちを忘れないこと。

「今日は楽しむ!その代わり明日の食事は控えめにしよう。」など前後での調整を忘れずにすることがとても大切です。

 

今回はおせち料理についてお話させていただきましたが、他にも年末年始の食事のことで不安に思うことがあれば、気軽にご相談ください。

それでは寒い日が続きますが、みなさま風邪にお気を付けくださいね。

 

とり

 

 



【11月の料理教室】地元で採れる野菜を食べよう!

すっかり冷え込んできましたね…みなさん風邪などひいていませんか?

今回は、11月の料理教室の中身をちょこっとご紹介します~!

日本人と四季

 今回はフィンランドを参考に、”寒い国に学ぶ、カラダをあたためる食事”をテーマにお話をさせていただきました。実はフィンランド、一年中寒いわけではなく日本と同じように四季があるんです。四方を海に囲まれている点でも日本とよく似ていますよね。

四季のある日本で暮らす私たちにとって、四季折々の旬の食べ物は私たちのカラダと密接に関係しています。

春はアクの強い芽や柔らかい葉菜をいただくことで、冬の間に体内に溜まりがちになる老廃物が排泄されやすくなります。夏にはきゅうりやトマト、すいかなどの水分の多い野菜・果物が多く出回り、カラダの熱をとってくれます。秋には、冬の寒さに備えて脂肪の多い木の実や魚が盛りとなり、冬にはカラダをあたためる根野菜が多くなります。

このようにその時期にとれるものをいただくことで、自然と体のバランスが保たれやすくなるのです。

身土不二

地元・近隣でとれる農作物を食べること、これも食を考える上でとても大切なことです。身土不二という言葉を御存じでしょうか?日本には、土地とそこに住む人間の体とは一つの物であるという考え方があります。その土地で生産される作物は、そこの気候・風土に合ったものです。また人も然り、近隣でとれた農作物をいただくことが、自然の理に合っているといえます。

今回の料理教室で使用した食材は、我が家のすぐそばにある畑で収穫された有機野菜たち。旬のれんこんや人参などの根菜、白ネギ、甘藷、みかんなど。やはり近隣でとれた野菜は、新鮮で味も香りも濃いですね!

地形も大切な要素です。四方を海に囲まれている日本では、海産物を多くいただくことが体質には適しています。 また日本は人口の割に田畑の面積が少ないのですが、食効率の最も高い米を中心とする穀菜食が自然にかなっていると言えます。結局、日本人には日本食・和食が一番ということですね。

11月の献立

旬の食材であること。近隣で採れた新鮮な農作物を使うこと。そしてフィンランドの定番食材である”サーモン”と”じゃがいも”を取り入れること。今回はこの3点を踏まえて献立を作りました。

(今回の献立)

・根菜の盛り合わせサラダ

・野菜たっぷり自家製ドレッシング

・サーモンと白ネギのクリームスパゲッティ

・ジャガイモ入りのフォカッチャ

調理の時間では、パスタのゆで加減やおいしい盛り付け方、根菜の焼き方、家庭でパンを焼くときのコツ等をご紹介! 

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☝岩塩に黒胡椒、ローズマリーがアクセント。じゃがいもがたっぷり入っているのでもちもちです。

 

今回作った料理の中で、にんじんがたっぷり食べられる自家製のドレッシングが一番人気でした!実は私の母は人参が苦手なのですが、このドレッシングなら人参を食べてくれます。(笑)

 

この料理教室では、レシピや栄養のことはもちろん、もっともっと食を通して日々が楽しくなるようなお手伝いができたら、と思っています。

 

 

来月の料理教室は12月17日(土)、担当はみほちゃん。

テーマは 「博多のおせち 」です!お気軽にお問合せください~!

 

とり

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 ☝寒くなると恋しくなるラグーソースのパスタ。やはり和食に比べるとカロリーも脂質も多くなります。前後の食事は和食で軽めに。食事を抜くことはオススメできませんよ!

 

 

【11月の料理教室】ただいま試作中…

野菜高騰が止まりませんね…

みなさん野菜、食べれていますか?

 

今まで割高に感じていた150円のベビーリーフが、300円の白ネギやキャベツに比べると安く感じてしまいます。

 

我が家はみんな野菜が大好きなので、なるべく手に入りやすい野菜で、おいしくたっぷり食べられるようにと日々奮闘中です。

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昨日は11月の料理教室の中から1品、根菜サラダの試作をしました。いつものサラダも、盛り付けをほんの少し変えるだけで、彩り鮮やか目にもおいしくなります。

 

料理教室では調理のコツや栄養学的な話はもちろん、もっと食が好きに、毎日がたのしくなるようなお話が出来れば、と思っています。

 

あと少し、11月19日11:30~の料理教室に空きがありますので、お気軽にお問合せ下さいね。

 

とり

 

 

 

 

【福岡・西新】そうだ、豆屋に行こう。

すっかり木枯らしの吹く季節になりましたね。風邪などひいていませんか?

 

以前、ブログ内にて黒豆入りご飯を紹介したところ、炊き方や分量、購入先に関するお問合せを多数頂きましたので、今回はその質問に答えさせていただきます~!

 

私がよく豆を買いに行くのがこちら、福岡・西新商店街内にある老舗豆屋、上野商店さんです。

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屋号が(豆)なのが素敵ですね。100g単位で量り売りなので、いろんな種類の豆が楽しめますよ~!

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私が購入しているのは北海道産の黒豆で、時期により値段は異なりますが250円(100g当たり)前後です。

丹波の黒豆も販売していますが800円(100g当たり)と高級品なので、それはお正月だけの贅沢です・・・!毎日食べるものなので、無理なく購入できるかどうかも大切ですよね。

 

黒豆の分量もお好みで大丈夫。我が家は米2合に対して一つかみ、15~20粒でしょうか?何度か炊いてみて自分の好きな量を見つけてもらえればいいかと思います。

 

黒豆は、浸水時にお米と一緒に入れておくだけ。黒豆の固さが気になる方は、一晩おいて下さいね。赤色を帯び色鮮やかに炊きあがります。お試しあれ。

今日のおやつ

引き続き、豆つながりという事で!

本日のおやつにいただいた、”落花生”についてご紹介します。

こちらは当クリニックの近くにある、超新鮮野菜を販売している八百屋・フレラボさんの落花生です。

 

落花生の主成分は血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを下げ動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果のあるオレイン酸リノール酸(不飽和脂肪酸)です。

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☝茹でたての落花生。落花生はマメ科の植物なので豆であり、かつ種実類でもあります。豆(まめ)とは、マメ科の植物の種子または果実のこと。種実類(しゅじつるい)とは、かたい皮や殻に包まれた食用の果実・種子の総称。ややこしいですね…。

落花生をはじめ種実類に多く含まれるビタミンEには強い抗酸化作用があり、心筋梗塞脳卒中予防に効果があるとされます。さらに二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解してくれるナイアシンも豊富、おつまみにはもってこいです。腹持ちもいいので、小腹がすいたときに数粒食べるのもおすすめです!

 

いろんな利点を挙げましたが過ぎたるは猶及ばざるが如し。食べすぎは肥満の原因になります。結局は、満遍なく何でも適量食べるのが一番ということです。

 

ということで、今日はスタッフみんなでおやつに茹でたて落花生をいただきました。殻を剥くのが結構大変なので、早食い&食べすぎ防止にもなりますね!

 

今日から11月。その時期にしか食べることが出来ないおいしい旬を見逃さないように、毎日食に対して丁寧に向き合いたいなと思います。

 

とり

 

【レシピ】自家製ポン酢をつくろう!

夜はぐっと気温が下がりましたね。鍋料理がおいしくなる季節の到来です。

 

そこで今回は、簡単!混ぜるだけ!おいしい自家製ポン酢のレシピをご紹介します。

753ポン酢

材料

醤油:酢:みりん=7:5:3

※酢は好みの柑橘でもOK!

昆布や鰹節 適量

作り方

①みりんを小鍋に入れて、アルコール分を飛ばすように煮切る

②しょうゆ、酢を加える

③冷めたら保存容器に移す

以上!名の通り、調味料の割合が7:5:3なので覚えやすいオススメレシピです。

 

最後に出汁を少量加えると、作った当日でも角がとれてまろやかな味わいになります。

長期保存したい場合は、昆布・鰹節をそのまま容器入れて、味が馴染んだら取り出してくださいね。

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☝(写真左から)ミツカン穀物酢、京都村山造酢の米酢、フランスMartin Pouret社の白ワインビネガー、鎮江黒酢(中国黒酢

ご自宅にあるお好みの酢を使っていただければなんでも大丈夫ですが、やはり旬の柑橘を絞っていれるのが一番おいしいと思います!

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今回は実家で採れたカボスをたっぷり使いました。高血圧の方・減塩を意識されている方は、酢と醤油は同量がオススメです。

 

我が家では冷奴に鍋料理、焼きサンマなどなど…この時期は醤油の代わりに大活躍です!カボスや柚子、橙など旬の柑橘で作る自家製ポン酢。市販品では味わえないフレッシュな味わいと爽やか香りをお楽しみください~!

 

とり