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【レシピ】辛口に捧ぐ!大人味のジンジャエール。

皆さん、ジンジャエールは好きですか?

私は辛口のジンジャエールが大好きです!!

 

クリニックの患者さんでも、暑い日はついジュースを飲んでしまう…という方、たくさんいらっしゃいます。もちろん私も、こんなじめじめ暑い日は飲みたくなります。

 

しかし、清涼飲料水の多くはブドウ糖果糖溶液*1が使われているため飲むのは控えたい。 

なので、どうしても飲みたい…!というときは、自家製ジンジャーシロップを作ります。自分で作ることで、どのくらい砂糖が入っているのか目で見て分かるのはもちろん、原材料が分かり安心・安全な点も自家製のいいところです。

では、さっそく作ってみましょう!

材料

・新生姜 250g

・砂糖  生姜重量の7~8割

・水   1カップ程度

・レモン果汁 1個分(国産無農薬レモンを使用、ない場合は皮を剥いて下さい。)

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基本的な材料は以上です。

今回はこれから旬を迎える新生姜を使います。その風味を生かし、さっぱりした仕上がりにしたかったので砂糖はグラニュー糖を使いました。上白糖ならこっくりとした甘さ、一部を黒糖やきび糖に変えるとよりこくのある仕上がりになりますので、その辺はお好みで。

 

異国情緒感じる、スパイシーな香りのするジンジャエールが飲みたい方!下記スパイスも用意しましょう。

〈スパイス〉

唐辛子 3本

カルダモン 5粒

シナモンスティック 2本

胡椒  5粒

クローブ 5粒

作り方

①新生姜をよく洗い、スプーンの先を使い皮の固いところをこそぎ取る。

②1-2mmにスライスする。

(私は新生姜を使う夏バージョンのときはスライス、囲い生姜と黒糖で作る冬バージョンのときは半分すりおろしています。)

③生姜の重さを量り小鍋に入れ、生姜の7~8割(今回は180g)の砂糖を加え軽くまぜ、水分が出てくるまで30分程置く。

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前日のうちにここまでしておいても大丈夫です、しばらくすると生姜からこんなにたくさん水分が出てきます。

④1カップの水、スパイスを入れ弱火で20分ことこと煮る。

⑤火を止め、最後にレモン果汁を加える。

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出来上がったジンジャーシロップを、4〜5倍の炭酸水で薄めれば自家製ジンジャエールの完成!

 

〈保存方法〉

シロップのみを煮沸消毒した瓶に移し、冷蔵庫で1か月ほど保存ができます。

暑い夏の昼下がり、たまにのご褒美にいただきましょう!

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自家製のすゝめ

暮らしがどんどん便利になって、たいていのものはお店で買って済ませることが出来るようになりましたね。手軽でおいしいと思います。でもどこにでもある、ありふれたおいしさです。

今日紹介したように、やはり自家製は手間がかかります。でも自分の手で作ったものには、一味も二味もちがう「自分のおいしさ」があります。買うよりも値打ちのある、おいしさがあります。

 

すこしの時間と手間はかかりますが、むずかしい作業はありません。今度の休日、ぜひ試しに作ってみてはいかがですか?

 

とり

 

 

 

*1:ブドウ糖果糖溶液 

異性化糖とも呼ばれる天然甘味料。多くの清涼飲料水や加工品に使用されており、最近の研究で肥満、高血圧や糖尿病を引き起こす元凶のひとつとして問題視されています。