正月太りを防ごう!賢いおせちの食べ方
早いもので、今年も残すところあと僅か。正月はもうすぐそこです!
お正月にはおせち料理を食べる方がほとんどですよね。健康的な和食にも見えますが、実はこれらのお料理、保存がきくように砂糖や醤油が多く使われているため、塩分やカロリーが高いんです!
そこで今回はおせち料理に含まれるカロリーと塩分量、食べ方のポイントをご紹介します。
甘いおせち料理は食べる量を控えめに
栗きんとんや伊達巻卵など、おせちで人気の甘い料理。お菓子に匹敵するエネルギーがあります。
■甘いおせち料理(1人分の量)
栗きんとん 80g(栗2粒分)【170kcal】
黒豆の甘煮 20g 【60kcal】
伊達巻卵 40g (2切れ)【80kcal】
甘いおせちは箸休めに、または最後に食べるのがおすすめです。
血圧が高い方は要チェック
■塩分の高いおせち料理 (1人分の量)
数の子25g【塩分0.6g】 蒲鉾2切【塩分0.6g】
田作り10g【塩分0.7g】 昆布巻き30g【塩分1.7g】
昆布巻き・田作りは塩分も高いですが、血圧を下げる働きのあるK(カリウム)も含まれています。食べ過ぎないように、小皿に盛り付けて食べましょう。
おせちの賢い食べ方
おせち料理は野菜が少なくなりがちです。野菜料理を中心に選びましょう。なます1人前(80g)で約20kcal、煮物(80g)で約50kcalと低カロリーで、食物繊維もとれるので一石二鳥です。
減塩では、天然だしを上手に使い、煮しめなどを温めなおすときは出汁を加えて煮詰まるのを防ぎましょう。また香辛料(唐辛子、わさび)や香味野菜(みつば・せり・ゆず・胡麻)などを用いることで薄味でも美味しい料理になります。
また1人分ずつ盛りつけをすると量が把握でき、食べ過ぎ防止にもなります。購入する場合はセットで買わず単品で買い、できるものは家庭で手作りに挑戦してみては?
☝去年のとり家のおせち。出汁をたっぷり効かせた料理や食物繊維がとれる献立を中心に作っています。
☝重箱や大皿盛りではなく、小皿に一人分ずつ盛り付けてから食べるのがオススメです。素敵なお皿に盛り付ければ、目にもおいしく、ついつい食べ過ぎてしまうのを防げますよ。
さいごに
年末年始は忘年会やパーティーも多く、『規則正しい健康な食事』を続けるのが一番難しい季節です。
「周囲との付き合いがあるから、会食の誘いを断ったり、自分だけ人とは違う食事にすることなど出来ない…」という方も多くいらっしゃいます。これもよく分かりますが、大切なのは調整する気持ちを忘れないこと。
「今日は楽しむ!その代わり明日の食事は控えめにしよう。」など前後での調整を忘れずにすることがとても大切です。
今回はおせち料理についてお話させていただきましたが、他にも年末年始の食事のことで不安に思うことがあれば、気軽にご相談ください。
それでは寒い日が続きますが、みなさま風邪にお気を付けくださいね。
とり
【11月の料理教室】地元で採れる野菜を食べよう!
すっかり冷え込んできましたね…みなさん風邪などひいていませんか?
今回は、11月の料理教室の中身をちょこっとご紹介します~!
日本人と四季
今回はフィンランドを参考に、”寒い国に学ぶ、カラダをあたためる食事”をテーマにお話をさせていただきました。実はフィンランド、一年中寒いわけではなく日本と同じように四季があるんです。四方を海に囲まれている点でも日本とよく似ていますよね。
四季のある日本で暮らす私たちにとって、四季折々の旬の食べ物は私たちのカラダと密接に関係しています。
春はアクの強い芽や柔らかい葉菜をいただくことで、冬の間に体内に溜まりがちになる老廃物が排泄されやすくなります。夏にはきゅうりやトマト、すいかなどの水分の多い野菜・果物が多く出回り、カラダの熱をとってくれます。秋には、冬の寒さに備えて脂肪の多い木の実や魚が盛りとなり、冬にはカラダをあたためる根野菜が多くなります。
このようにその時期にとれるものをいただくことで、自然と体のバランスが保たれやすくなるのです。
身土不二
地元・近隣でとれる農作物を食べること、これも食を考える上でとても大切なことです。「身土不二」という言葉を御存じでしょうか?日本には、土地とそこに住む人間の体とは一つの物であるという考え方があります。その土地で生産される作物は、そこの気候・風土に合ったものです。また人も然り、近隣でとれた農作物をいただくことが、自然の理に合っているといえます。
今回の料理教室で使用した食材は、我が家のすぐそばにある畑で収穫された有機野菜たち。旬のれんこんや人参などの根菜、白ネギ、甘藷、みかんなど。やはり近隣でとれた野菜は、新鮮で味も香りも濃いですね!
地形も大切な要素です。四方を海に囲まれている日本では、海産物を多くいただくことが体質には適しています。 また日本は人口の割に田畑の面積が少ないのですが、食効率の最も高い米を中心とする穀菜食が自然にかなっていると言えます。結局、日本人には日本食・和食が一番ということですね。
11月の献立
旬の食材であること。近隣で採れた新鮮な農作物を使うこと。そしてフィンランドの定番食材である”サーモン”と”じゃがいも”を取り入れること。今回はこの3点を踏まえて献立を作りました。
(今回の献立)
・根菜の盛り合わせサラダ
・野菜たっぷり自家製ドレッシング
・サーモンと白ネギのクリームスパゲッティ
・ジャガイモ入りのフォカッチャ
調理の時間では、パスタのゆで加減やおいしい盛り付け方、根菜の焼き方、家庭でパンを焼くときのコツ等をご紹介!
☝岩塩に黒胡椒、ローズマリーがアクセント。じゃがいもがたっぷり入っているのでもちもちです。
今回作った料理の中で、にんじんがたっぷり食べられる自家製のドレッシングが一番人気でした!実は私の母は人参が苦手なのですが、このドレッシングなら人参を食べてくれます。(笑)
この料理教室では、レシピや栄養のことはもちろん、もっともっと食を通して日々が楽しくなるようなお手伝いができたら、と思っています。
来月の料理教室は12月17日(土)、担当はみほちゃん。
テーマは 「博多のおせち 」です!お気軽にお問合せください~!
とり
☝寒くなると恋しくなるラグーソースのパスタ。やはり和食に比べるとカロリーも脂質も多くなります。前後の食事は和食で軽めに。食事を抜くことはオススメできませんよ!
【11月の料理教室】ただいま試作中…
野菜高騰が止まりませんね…
みなさん野菜、食べれていますか?
今まで割高に感じていた150円のベビーリーフが、300円の白ネギやキャベツに比べると安く感じてしまいます。
我が家はみんな野菜が大好きなので、なるべく手に入りやすい野菜で、おいしくたっぷり食べられるようにと日々奮闘中です。
昨日は11月の料理教室の中から1品、根菜サラダの試作をしました。いつものサラダも、盛り付けをほんの少し変えるだけで、彩り鮮やか目にもおいしくなります。
料理教室では調理のコツや栄養学的な話はもちろん、もっと食が好きに、毎日がたのしくなるようなお話が出来れば、と思っています。
あと少し、11月19日11:30~の料理教室に空きがありますので、お気軽にお問合せ下さいね。
とり
【福岡・西新】そうだ、豆屋に行こう。
すっかり木枯らしの吹く季節になりましたね。風邪などひいていませんか?
以前、ブログ内にて黒豆入りご飯を紹介したところ、炊き方や分量、購入先に関するお問合せを多数頂きましたので、今回はその質問に答えさせていただきます~!
私がよく豆を買いに行くのがこちら、福岡・西新商店街内にある老舗豆屋、上野商店さんです。
屋号が(豆)なのが素敵ですね。100g単位で量り売りなので、いろんな種類の豆が楽しめますよ~!
私が購入しているのは北海道産の黒豆で、時期により値段は異なりますが250円(100g当たり)前後です。
丹波の黒豆も販売していますが800円(100g当たり)と高級品なので、それはお正月だけの贅沢です・・・!毎日食べるものなので、無理なく購入できるかどうかも大切ですよね。
黒豆の分量もお好みで大丈夫。我が家は米2合に対して一つかみ、15~20粒でしょうか?何度か炊いてみて自分の好きな量を見つけてもらえればいいかと思います。
黒豆は、浸水時にお米と一緒に入れておくだけ。黒豆の固さが気になる方は、一晩おいて下さいね。赤色を帯び色鮮やかに炊きあがります。お試しあれ。
今日のおやつ
引き続き、豆つながりという事で!
本日のおやつにいただいた、”落花生”についてご紹介します。
こちらは当クリニックの近くにある、超新鮮野菜を販売している八百屋・フレラボさんの落花生です。
落花生の主成分は血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを下げ動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果のあるオレイン酸・リノール酸(不飽和脂肪酸)です。
☝茹でたての落花生。落花生はマメ科の植物なので豆であり、かつ種実類でもあります。豆(まめ)とは、マメ科の植物の種子または果実のこと。種実類(しゅじつるい)とは、かたい皮や殻に包まれた食用の果実・種子の総称。ややこしいですね…。
落花生をはじめ種実類に多く含まれるビタミンEには強い抗酸化作用があり、心筋梗塞、脳卒中予防に効果があるとされます。さらに二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解してくれるナイアシンも豊富、おつまみにはもってこいです。腹持ちもいいので、小腹がすいたときに数粒食べるのもおすすめです!
いろんな利点を挙げましたが過ぎたるは猶及ばざるが如し。食べすぎは肥満の原因になります。結局は、満遍なく何でも適量食べるのが一番ということです。
ということで、今日はスタッフみんなでおやつに茹でたて落花生をいただきました。殻を剥くのが結構大変なので、早食い&食べすぎ防止にもなりますね!
今日から11月。その時期にしか食べることが出来ないおいしい旬を見逃さないように、毎日食に対して丁寧に向き合いたいなと思います。
とり
【レシピ】自家製ポン酢をつくろう!
夜はぐっと気温が下がりましたね。鍋料理がおいしくなる季節の到来です。
そこで今回は、簡単!混ぜるだけ!おいしい自家製ポン酢のレシピをご紹介します。
753ポン酢
材料
醤油:酢:みりん=7:5:3
※酢は好みの柑橘でもOK!
昆布や鰹節 適量
作り方
①みりんを小鍋に入れて、アルコール分を飛ばすように煮切る
②しょうゆ、酢を加える
③冷めたら保存容器に移す
以上!名の通り、調味料の割合が7:5:3なので覚えやすいオススメレシピです。
最後に出汁を少量加えると、作った当日でも角がとれてまろやかな味わいになります。
長期保存したい場合は、昆布・鰹節をそのまま容器入れて、味が馴染んだら取り出してくださいね。
☝(写真左から)ミツカンの穀物酢、京都村山造酢の米酢、フランスMartin Pouret社の白ワインビネガー、鎮江黒酢(中国黒酢)
ご自宅にあるお好みの酢を使っていただければなんでも大丈夫ですが、やはり旬の柑橘を絞っていれるのが一番おいしいと思います!
今回は実家で採れたカボスをたっぷり使いました。高血圧の方・減塩を意識されている方は、酢と醤油は同量がオススメです。
我が家では冷奴に鍋料理、焼きサンマなどなど…この時期は醤油の代わりに大活躍です!カボスや柚子、橙など旬の柑橘で作る自家製ポン酢。市販品では味わえないフレッシュな味わいと爽やか香りをお楽しみください~!
とり
【11月の料理教室】フィンランドに学ぶ!体を温める料理
秋の夜長…みなさんは何をしてお過ごしですか?
仕事に、家事に、子育てに…慌ただしい日々をお過ごしかと思いますが、季節は秋。
陽が昇って落ちるまでの時間が一番早い季節、言い換えれば夜の時間が一番長い季節の到来ですね。
私は普段と変わらずもっぱら台所にこもるか、読書か映画を見て過ごしています。映画はやはり食卓のシーンが好きですね。
☝☝昨晩、フィンランドが舞台の映画、”かもめ食堂”で印象的だったシナモンロールを焼きました。北欧の地では、シナモンロールはコルヴァプースティ(Korvapuusti)と呼ばれ、「平手打ちされた耳」という意味だそうです。なんとも痛そう…
11月の料理教室
みなさんは、北欧のフィンランドという国を御存じでしょうか?ムーミンやサンタクロースの家がある国として有名ですね。冬はとても寒く、比較的暖かいといわれる南部でも氷点下だそう!オーロラが光る極寒の地で、フィンランドの人は何を食べて温まっているのでしょう?
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11月の料理教室では、寒い国フィンランドからヒントを得て、体を温めて冷え性を改善する食材の組み合わせを学びます。
フィンランドの伝統料理をそのまま作るのではなく、私たち日本人の体質や味覚に合うようにアレンジを加えました!
今回は、パスタをつくるときのコツ、自家製ドレッシングの作り方、さらに我が家で一番人気のパン、フォカッチャのレシピをご紹介しますよ~!
とり
※11/19(土)の料理教室は残席3名様となっています。お早めのご予約がおすすめです!
【美容】空気がかさつく秋こそ!みんなが羨む美肌を手にいれよう!
大型台風が過ぎ去り、ずいぶん涼しくなりました。夜は肌寒いくらいですね。この季節の変わり目、よく聞くお悩みが肌トラブルです!
夏の間に受けた紫外線や汗によるダメージ、それに加え秋風の乾燥した空気も加わり、あっという間に肌がボロボロに… 普段から肌のお手入れはしっかりしているけど、いつも冬になるとカサカサになってしまう…という方、結構いらっしゃいます。
外側からのお手入れ(パックなど)をしっかりしていても、なんだか効果があまり実感できない人必見!!内側からのお手入れを行う事で、美肌が手に入れられるってご存知でしたか? これからますます寒くなる前の今がチャンス!皮膚をからだの内側からたっぷりとケアして、美肌を手に入れましょう!
秋の肌荒れ対策
今回は秋の肌トラブルを予防するために、とくに意識して摂ってほしい栄養素を紹介していきます!
タンパク質
タンパク質は20種類のアミノ酸によって構成されており、髪の毛、爪、内蔵、筋肉、皮膚など私たちの体の大部分がタンパク質によってできています!タンパク質が不足すると新陳代謝を妨げ、肌を老化させてたるみやくすみの原因となります。
また、コラーゲンを構成しているタンパク質が不足すれば、肌のハリやツヤもなくなってしまうのは必然です! 代表的な高タンパク・低カロリーの食べ物には、赤身の肉、鶏ささみ、鶏むね肉、ラム肉、淡泊な白身魚、ツナ缶(ノンオイル)、貝類、卵の白身、大豆製品などがあります。
ビタミン類
ビタミンA(βカロテン)
野菜に多く含まれているβカロテンは体内でビタミンAに変わります。肌の弾力をキープしてくれ、紫外線からのダメージから肌を守ってくれる働きがあります。
【レシピ】本場の味!にんじんラペ - EAT LABO|福岡 薬院 たべる研究所
☝☝☝前回ご紹介したにんじんラペでもたっぷり補給できますよ
ビタミンB群
肌荒れやニキビ予防にはビタミンB群が効果的です!特にビタミンB2は美容ビタミンと呼ばれ、新陳代謝をアップさせ、正しいターンオーバーを促す効果があります。
ビタミンC
美肌と言えばビタミンCを思い浮かべる方も多いと思いのではないでしょうか?メラニンの沈着を抑えるだけでなく、すでにできたメラニン色素を還元して、シミを薄くする効果も期待できます。また、コラーゲンの生成をサポートして肌にハリを与える、角質の水分を保つセラミドの合成を促進し、肌の水分をキープしてくれるなど、ハリと潤いを保つ効果もあります。
ビタミンE
ビタミンAやビタミンCと同様強い抗酸化作用があり、シミや肌の老化を抑制します。エイジングケアには欠かせませんね
☝☝☝当クリニックではアメリカ・ダクラスラボラトリー社のサプリメントを取り扱っています。日本のサプリメントは食品としての取り扱いになっているのに対し、アメリカのサプリメントは厚生省にあたるFDAが管理し、食品と医薬品の間に位置づけられており、DSHEA(栄養補助食品健康教育法)というサプリメントに対する法律によって厳しく管理されています。
発酵食品
納豆や漬物・塩辛・味噌・みりん・醤油・酢・かつお節・塩麹など、和食に欠かせない発酵食品ですね。微生物の分解発酵作用によって生まれる酵素の働きで抗生物質や免疫物質を生み出してくれます。
美肌効果としては、抗酸化効果(アンチエイジング効果!)、美白効果、保湿効果、デトックス効果などなど!
発酵食品は毎日摂るのが理想ですが、やたらと摂れば良いというものではありません。例えば、チーズやバターをたっぷり塗ったパンなど、動物性の発酵食品は脂肪分が多く、高カロリー。
一方、日本の発酵食品の多くは植物性なので、毎日摂取するには適しています。特に大豆製品は食生活に自然に取り入れるのが最も手軽で続けやすい方法なのでオススメです!
美肌は和食から作られる
これらの栄養素を摂取しようと、毎日あれこれ考えながら料理するのは大変ですよね。そこでおすすめしたいのが朝食に和食のすゝめ、「ご飯・納豆・具沢山の味噌汁」です!
☝とり家の朝ごはん。平日はご飯・納豆・具沢山味噌汁。週末は時間に余裕もあるので魚や野菜料理が1品増えます。ご飯は黒豆入り。黒豆も大豆の仲間ですよ~
納豆は買い置きしておき、野菜・海藻・きのこ類たっぷり味噌汁も前日から作っておけば翌日は温めなおすだけ、時間のない朝でも大丈夫ですね!
この三品で、良質なたんぱく質、ビタミン・ミネラル、それに発酵食品(納豆・味噌)がバランスよく摂取できます!
朝はパン食の方も、肌が荒れやすいこの季節は和食にしてみてはいかがでしょう?
とり