EAT LABO|福岡 薬院 たべる研究所

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Do you like to eat?

【2月料理教室・開催】続!かんぶつ食堂 日本のdry food ! 乾物をおいしく食べよう。

少しずつ暖かい日も増えてきて、春もすぐそこですね。

レモンもたくさん出回ってきて、先日はレモンケーキを焼きました。

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甘酸っぱいレモンアイシングをたっぷりかけていただきます。

 

福岡|薬院 料理教室

さて先日2/16(土)23(土)は、今年最初の料理教室でした。

お越しいただいた皆様、ありがとうございます。

 

今回のテーマは乾物。

さてさて、みなさんは乾物を日常的に使いますか?

そして乾物と聞いてどんなものがぱっと思い浮かぶでしょうか。

高野豆腐・切干し大根・麩・寒天・ごま・豆・干しシイタケ・ひじき…色々ありますね。

  

過去の乾物教室では、湯葉をつかった山かけご飯、白玉粉とすりおろした蓮根でつくるもちもちの白玉れんこん饅頭、たくさんの種類の豆をつかった蒸篭むし豆ごはん…などなどおもてなしにもぴったりの献立をいくつかご紹介させていただきました。

そして第3回目となる今回のかんぶつ食堂では、THE定番ともいえる乾物メニューをご紹介しました!

かんぶつ食堂 献立

主食 奈良茶飯
主菜 春野菜と高野豆腐の卵とじ 
副菜 海藻のサラダ 胡麻味噌だれ
箸休 煮干しの南蛮漬け
甘味 苺

 

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今回の主食は、奈良茶飯。

みなさん、奈良茶飯をご存知でしょうか?

奈良茶飯とは炊き込みご飯の一種で、名の通り奈良県の郷土料理です。
元々は奈良の東大寺などで食されていた僧食で、少量の米に炒った大豆や小豆・焼いた粟や栗など、保存のきく穀物や季節の野菜を加え、塩や醤油で味付けした煎茶やほうじ茶で炊き込んだものです。

 

浅草の浅草寺境内の「茶屋」で茶飯や豆腐汁、煮染め、煮豆などをセットにして「奈良茶飯」として販売されたのが起源。ここから外食文化が花開いたと言われています。

 

今回は、フライパンで香ばしく煎った黒豆と、うきはの有機焙じ茶で炊き上げました。

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https://ukihanoyamacha.com/

豆とお茶の香ばしい香りに、いい匂い!!と黄色い歓声が飛び交いました。

 

主菜は、高野豆腐を使って春の卵とじに。

講義では、高野豆腐の選び方や戻し方、ふっくら炊き上げるポイントなどをお伝えしながら作りました。

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そのほかも、わかめや煮干しを使った乾物料理と、その際のおいしくなるちょっとした工夫についてもお話ししながら

わきあいあい!もはやみなさん助手さんばりにてきぱきと動いてくださり、1時間であっという間に4品完成しました。

乾物はなぜ栄養価が高い?

 

乾物の栄養価が高いのは、もちろん乾燥によって水分がとび濃縮になっていることもあげられます。しかし、アミノ酸、抗酸化性、糖分は、含水率の減少から計算される濃縮以上なんです!!


まず、天日干しによる乾燥が進行するにつれて細胞内の水分が減少し生存が危うくなります。そこで、細胞は細胞内の糖度を上げることによって細胞膜の浸透圧を高くして、水分を抜けにくくしようと乾燥と戦います。それによって、乾燥した野菜は甘くなるんですね。

ほかにも、植物は太陽光の中で紫外線のような強い光から身を守るために、ポリフェノールを表皮に蓄積して、葉肉細胞に到達する紫外線を減らしています。

さらに植物は、可視光線の赤や青を感知するセンサーの光受容体をもっており、光合成を行なっています。

天日で干すと太陽光を光受容体で感知し、環境ストレスに対する生体防御のため抗酸化性物質をつくり、さらにタンパク質分解酵素を活性化させ、アミノ酸を増加させるのではないかと考えらているようです。

つまり、野菜は乾燥・紫外線と闘うことでアミノ酸、抗酸化性、糖分などが増え、味わいが増し、栄養価も高くなっていたんです。植物も戦っているなんてすごいですよね。その戦う植物たちのパワーをいただけるものが『乾物』です。

 

乾物というと昔ながらの食べ物、という古いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は偏った食事でビタミン・ミネラルが不足しがち、買い物に行く暇もなく忙しく過ごしている現代人にこそオススメの現代食!

 

最近は海外からも注目を浴びていて、日本のスーパーフードともいえるかもしれませんね。買っておいても、生鮮品のようにはすぐ傷みません。

さっそく今日の帰りに、スーパーの乾物コーナーに立ち寄ってみませんか?

 

とり

 

【レシピ】自家製の黒豆茶をつくろう|福岡・薬院のおいしいお茶が楽しめる店

暦の上では春ですね。

数日あたたかい日が続き、春もすぐそこかと思えば、また週末はグッと寒くなるようですね。

まだまだ、温かいものが恋しくおいしい季節ですね。

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☝網で焼いたおもちにぜんざい。なんておいしいんでしょう。

今日は、自宅で楽しめる自家製黒豆茶と、福岡薬院のおいしいお茶が楽しめるお店をご紹介します。

2月の養生ドリンク 黒豆茶

今日は、冬におすすめの飲み物・黒豆茶の作り方をご紹介します。

市販品も手に入りますが、煎りたての豆で入れるお茶は香ばしさが違いますよ。

とても簡単なので、ぜひお試しください。

黒豆茶の作り方

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☝写真は大豆。黒豆はもちろん小豆などいろんな豆を煎ってお試しください。

 

作り方

1、黒豆をさっと洗い、フライパンに入れて強火にかける。
2、豆の水分が飛んだら、中火にして木へらなどで転がしながら、さらに5~6分煎る。徐々に皮がはじけて香ばしい香りがしてくる。
3、豆に軽く焦げ目がつき、ときどきピキっと爆ぜる音がするようになれば煎りあがり。
4、大さじ1杯ほど小鍋にいれ水250㏄入れて数分煮出す。


以上!

とっても簡単です。豆はそのまま食べても、米に加えて一緒に炊いてもおいしくいただけます。

大いなる豆、大豆の栄養

大豆の栄養についてもご紹介します。


昔の人々にとって大豆はときに薬であり、ときに崇拝の対象でした。「豆」という字は「高杯(たかつき)」の象形文字。高杯とは長い脚のついた供物をのせる祭器のことです。


かつて豆が神様への供物であったことを物語っていますね。大豆は「大いなる豆」の意味からついたそうです。


栄養学では三大栄養素から各種ビタミン、機能性成分まで健康維持に欠かせない栄養がぎっしり。必須アミノ酸はもちろん、ビタミンB群も豊富に含まれています。炭水化物を分解してエネルギーを生み出すときに欠かせないのがビタミンB₁。なんと大豆は精白米の10倍も含んでいます。炭水化物が分解されてできるブドウ糖は脳や神経の唯一のエネルギー源。大豆には老化防止によいとされるビタミンEも豊富に含まれています。そして、大豆を茹でるときにでるサポニンには、ブドウ糖中性脂肪に変化するのを抑え、また活性酸素を除去する働きがあります。食物繊維も豊富で100g当たり17.1g含まれています。黒豆ならさらにアントシアニンも加わり、抗酸化力も期待できます。

(引用文献:新豆類百科、日本豆類協会、小豆の力)

 

めくるめくお茶の世界へ

 

おいしいお茶には興味あるけど、自分で煎るのはちょっと…とお思いの方へ。

おいしいお茶がのめるお店をご紹介します。

日本茶専門店「万(よろず)」

場所は中央区赤坂。

日本茶専門店「万(よろず)」は、本格的な日本茶とお酒が楽しめるお店です。

こちらでいただけるお茶の一部を、ご紹介します。

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・黒豆野草ノ茶

私がお伺いした日は、黒豆と鳥取ハマ茶のブレンド野草茶でした。

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☝ここの棗発酵バターが絶品!

まず、淹れる前の茶葉の香りを楽しみ、その後に一煎目は低温で、徐々に温度を上げ中温で二煎目、三煎目は高温で淹れてもらいます。

同じ茶葉なのに一煎、二煎、三煎と変化する味わいにびっくりします!

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熱い夏の日は、赤紫蘇と紅茶(みねかおり)の冷たい冷茶もたのしめます。

 

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秋にお伺いした際は、お茶と一緒に栗入羊羹を頂きました。

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玉露をいただいた日は、緑茶がらで玉露ノ御浸しを。

四季折々、日本茶を始めとするさまざまなお茶の世界をたのしむことができるお店です。

 

お茶発祥の地中国では、「養生の仙薬」と言われ、解毒剤として用いられたり、不老長寿の妙薬として伝え広められ、日本でも親しまれているお茶。こころとからだの休養に、すてきなお店にいってみるのはいかがでしょう?

 
万(よろず)

住所 福岡市中央区赤坂2-3-32 赤坂MOKUZO

電話 092-724-7880

営業時間 12:00~15:00/18:00~翌2:00

定休日 日曜 

 

福岡・薬院 2月の料理教室

2月開催の料理教室も、あと若干名募集中です。

豆入り茶飯を始め、乾物を使ったおいしいごはんを作りませんか?

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テーマ:続!かんぶつ食堂 日本のdry food ! 乾物をおいしく食べよう。

① 2019.2.16(土)11:00~13:30 キャンセル待ち

② 2019.2.23(土)11:00~13:30 あと1名


場所:スポーツ・栄養クリニック内キッチン

料金:3240円(初めての方、2700円)

持ち物:エプロン、タオル、筆記用具

予約:092-716-5550 

 

とり

 

 

【2月の料理教室】続!かんぶつ食堂 日本のdry food ! 乾物をおいしく食べよう。

今朝は、雪がちらほら。福岡人は寒さに慣れていないので、スタッフみなで寒い寒い!と騒いでいます。寒いのは苦手ですが、こう寒いと余計に鍋がおいしく感じますね。

 

ある日は鶏つくね鍋、ある日は豚ねぎ鍋。

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☝鶏むね、鶏もも半々にねぎや柚子、七味、ゴマと味を変えて。

 

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☝豚とねぎ。ねぎを網焼きで香ばしくとろとろに焼いて。味付けは塩麹とごま油。自家製ポン酢でいただきます。

 

忙しい日もパッと作れて片付けもらくちん!お野菜もたっぷり食べられて、一石二鳥。

みなさんのお好きな鍋はなんでしょうか?

 

2月の料理教室

今回の料理教室は、乾物食堂その2!

前回に引き続き、もっと乾物の良さをしてほしい!という思いから、第2弾として開催します。

 

前回の内容はこちらよりどうぞ☟

eat-labo.hatenablog.jp

 

この料理教室にご参加頂いたことのある方はもちろん、

冷蔵庫の中で野菜を腐らせて捨ててしまったことがある人、

1人暮らしだけどたくさんの種類の野菜を食べたいと思っている人、

無添加の保存食に興味がある人、

災害などもしも…の時に備えておきたいと考えている人、

そんな方のご参加、お待ちしています!

福岡・薬院 2月の料理教室

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テーマ:続!かんぶつ食堂 日本のdry food ! 乾物をおいしく食べよう。 

①  2019.2.16(土)11:00~13:30 キャンセル待ち

②  2019.2.23(土)11:00~13:30 あと1名


場所:スポーツ・栄養クリニック内キッチン

料金:3240円(初めての方、2700円)

持ち物:エプロン、タオル、筆記用具

担当:鳥飼愛美(管理栄養士)

予約:092-716-5550 または 受付までお声かけください

 

今年最初の料理教室です。今年もおいしい1年になりますよう、おいしい準備をしてお待ちしています!

 

とり

 

 

 

 

 

【12月の料理教室】身体が喜ぶ、冬ごはん|からだを温める食事

昔は焼き餃子が1番すきだったのに、いつの間にかすっかり水餃子派になりました。

家でももっぱら水餃子です。

 

年齢に応じて、消費エネルギーが少なくなるからでしょうか?

こってりした食べ物より、さっぱりとした食べ物が好きになりました。

みなさんは、どうでしょう?

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さて先日12/15(土)は、今年最後の料理教室でした。

 

今回もたくさんのお申込み、お問い合わせ、本当にありがとうございます。

もう何年も通ってくださっている方や、初めましての方にもお越しいただき、今回も本当にたのしい会となりました!

 

12月の料理教室、テーマは「腎」

今回のテーマは、冬の養生。

寒さが日に日に厳しくなる冬は、春に備えて必要な生命力を蓄え、心身を養う大切な季節です。


冬は気温の低下で、気と血の循環が悪くなり、免疫力も低下しがち。寒さで体が縮こまることで、肩こりや腰痛、生理痛などの症状も悪化しやすくなります。

中医学では冬は、五臓「腎」と関係の深い季節と言われています。
冬は寒さで汗をかきにくく、体にたまった不要な水分を、腎と膀胱が忙しく休むことなく働くことで体の外に出そうとするため、腎に負担がかかりやすく膀胱炎やむくみ、頻尿といったトラブルも起こしやすくなります。また頭皮もむくみがちになりやすいため、抜け毛が気になりやすくなります。

西洋医学の腎臓の機能からみても、腎臓とは体内の水分代謝のコントロールの他、ホルモン、生殖器、泌尿器、免疫系などをつかさどります。

 

そこで12月の料理教室では、からだを温める食材や、「腎」の機能をサポートとする食材を使った冬の献立をご紹介しました。

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12月の料理教室 献立

今回の献立はこちら。

土鍋で作る、参鶏湯風粥

えびと甘藷の中華炒め(チリソース煮)

蓮根のじりじり焼き 中華甘酢だれ

冬の薬膳茶

スパイシーチャイ

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通常、丸鶏を用意してもち米やクコの実を詰めて作る参鶏湯(サムゲタン)。今回は気負わず簡単に作れるように、手羽元を使ってアレンジしました。

講義では、なぜ骨付きの鶏を使うのか中医学から見た効能や、「生」と「加熱」で使い分ける正しい生姜の使い方、土鍋の効能、味が変わる!おいしくなる海老の下処理、れんこんのおいしい焼き方などなど。

 

今回は少しだけ時間に余裕があったので、最後にチャイ作りも実践!

チャイで使用したスパイスの効能についてもご紹介させていただきました。

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料理教室後、さっそくご家庭でも実践していただき、

 

”朝粥はじめました。”

”チャイを飲むと、からだが芯から温まるようになりました。”

”海老が今までと違う!プリプリになりました。”

 

などうれしいお声をたくさんいただきました。

 

みなさんから、おいしい~!といってもらえることが本当に嬉しく、どんな言葉より「おいしい」が1番好きな言葉だなぁとしみじみ感じています。ありがとうございます。

2019年の料理教室

来年1月の料理教室はイベント準備の為、おやすみとさせていただきます。

新年、初回の料理教室は

2019年2月16日(土)11:00~

好評だった乾物食堂、第2弾です。

ありがたいことに、ご予約開始日に定員となりましたので、現在キャンセル待ちです。

2月23日(土)も開催調整中ですので、ご希望の方はどうぞお問い合わせください。(スポーツ・栄養クリニック TEL092-716-5550)

 

 

今年も1年、本当にありがとうございました。

また来年も、みなさんがおいしい1年を過ごせますようお手伝いができましたらうれしく思います。

どうぞ、よいお年をお迎えください。

とり

 

【レシピ】温まる冬の飲み物、おいしいチャイを作ろう。

12月というのに、秋のよく晴れた日ような天気が続いています。

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このまま冬が過ぎ去ってしまうのかと思っていましたが、どうも今週末から寒波がやってきて、うんと寒くなるようですね。

 

そこで今日は、これから寒くなるこの時期にピッタリ、おいしいチャイの作り方をご紹介します。

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☝湯気のおいしい季節です。

おいしいチャイの作り方

材料(2人分)
水…250ml

お好みのスパイス(ホール)
  シナモンスティック…1本
  カルダモン…4粒
  クローブ…8粒
  黒こしょう…2粒
しょうがスライス…2〜3片

 

茶葉…10g

きび砂糖…15g(大さじ1)~お好みで。はちみつに変えても◎

無調整豆乳…200ml

※ちなみに、私は牛乳1:豆乳1で作るのが好きです。お好みでどうぞ。

 

[スパイスの準備]
・カルダモンはさやに切り込みを入れて裂く。
・シナモンスティック、クローブは手で軽く砕く。
・しょうがは1~2㎜にスライスして、半日干しておく。

 

[作り方]

1.分量の水とスパイスを小鍋にいれ,火にかける。

2.スパイスの色が出るまで5分ほど煮出す。

3.火を止め,茶葉を入れて2分ほど蒸らす。

4.豆乳,きび砂糖を加えて再び火にかける。

5.沸騰直前まで温める。

6.茶こしで濾して,コップにそそぎ完成。

 

ポイント

・スパイスはホールを使ってください。スパイスの香りもよく、味がまろやかに仕上がります。

・本場の作り方では、最初から茶葉を入れて沸騰させますが、苦みが出すぎてしまうため、この作り方では火を止めてから加えます。

・茶葉は、アッサムやウバなどミルクティー向きの茶葉がおすすめです。なければ、ダージリンアールグレイでも代用できます。

今回は、こちらの紅茶はを使用しました。

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キャンベルズ・パーフェクト・ティーのご紹介 | TEA & TREATS

スパイスの効能

チャイで使うスパイスの効能も、ご紹介します。

Cardamom – カルダモン

胃腸を守り、コレステロールや血流をコントロールする効果があります。これらより、心血管由来の病気を防ぐ役割が期待できます。他に、気持ちを落ち着かせる効果あります。


Cinnamon – シナモン

シナモンは癌の予防を助けたり、アルツハイマーや記憶障害のリスクを軽減したり、心臓にも良いと言われています。


Cloves – クローブ

古来より、鎮痛剤や防腐剤目的で使用されているスパイス。単独で使用するとキツく感じる香りも、他のハーブと併用することでまろやかになります。


Ginger – 生姜

消化を助ける効果や身体を温める効果があります。世界各国で使用されている、万能スパイス。また吐き気などを抑えたり、免疫機能の高めたりする効果もあると言われ、これからの季節におすすめのスパイスです。

 

おいしいチャイが飲める店

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さいごに、おいしいチャイは飲みたいけど、自分で作るのは大変!という方へ。

おいしいチャイが飲めるお店をご紹介します。

 

Chai Tea Heron (チャイティーヘロン)

住所 福岡市中央区大宮1-4-22−武石大宮第一コーポ101号室
電話 なし
営業時間 17:00~21:00(日曜 12:00~19:00)
定休日 水曜

 

こちらのお店、チャイが好きではなかった私が好きになるきっかけになったお店です。当院から歩いて行ける距離ですので、足を運んでみてはいかがでしょう?

 

とり

【12月の料理教室】身体が喜ぶ、冬ごはん|からだを温める食事

12月。今年も残すところあと1か月ですね。

 

今年もシュトレンを焼きました。これで4年目。

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シュトレンとはドイツ発祥のクリスマス菓子。

ラム酒など洋酒に浸けておいたドライフルーツとナッツを、たっぷりのバターと一緒に練りこんで焼いたパン(菓子)です。ここ数年で、日本でもパン屋や菓子店でさまざまなシュトレンが販売されるようになりましたね。

シュトレンの食べ比べをする方もいるようですよ!(糖と脂質の総攻撃ともいえるシュトレンの食べ比べなんて、カロリー的にちょっと危険な香りがします…)

 

季節を感じることのできる、年に1度の焼き菓子作りは楽しいものです。

特にこのシュトレンは、冬がやってきたな、1年巡ったなぁという気持ちになります。

 

12月の料理教室

一年で一番寒い季節、冬。

冬の季節は、厳しい寒さが体の中に侵入して、悪寒、冷え、腰痛、足腰の痛みなどの症状を起こしやすくなります。

また、冬は五臓の「腎」の働きが活発になります。

ー抜け毛が気になる。白髪が増えた。

それは腎が弱っていることが原因かもしれません。

冷えを解消する温熱性の食材をとりいれて、体の中からしっかりと温めることが冬の養生です。腎をやさしく養い、この冬を乗り越えましょう。

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献立は、参鶏湯風粥、えびと山芋の中華炒め、焼きかぼちゃ黒酢だれ等を予定しております。

日時:12月15日(土)11:00~13:30

料金:3,240円(税込)

担当:鳥飼(管理栄養士)

 

今月の12月15日は、今年最後の料理教室。ありがたいことに、現在キャンセル待ちとなっております。最後のクラスも、うんとたのしくおいしい教室になりますよう、全力でご用意してお待ちしておりますので、どうぞお楽しみに。

 

とり

【10月の料理教室】湯気ある暮らし~せいろを使った秋のごはん~

今日から11月。

11月といえば紅玉の季節ですね。

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紅玉といえば、その甘酸っぱさが林檎のタルトにぴったり。

気温もぐっと下がり、バターの香ばしい匂いが恋しくなります。

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そしておなじく、湯気のぼるあたたかいものがおいしい季節になりますね。

 

先日の料理教室のテーマは、「せいろ」でした。

せいろを使って秋の食材をふんだんに使った献立を数品作りましたので、ご紹介します。

 

10月の料理教室 

今回の献立はこちらです!

〇きのこの中華おこわ

もち米は炊飯器でも炊けますが、やはり「炊く」より「蒸す」 がおすすめです。

うるち米に比べてもち米は粘りが強いため、お釜(炊飯器)の中では対流がうまくいかず、均等に炊き上がらないことがあります。また、うるち米に比べてもち米は給水力が大きいため、うるち米のように水を加えて炊くと柔らかくなりすぎてしまうことも。

 

〇菊花しゅうまい

包まないので、シュウマイを包むのが苦手・・・という方にもおすすめ!華やかなので、おもてなしにもピッタリです。

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〇豚肩ロースの蒸し豚~酢豚仕立て~

赤身と脂身のバランスのいい豚肩ロースを塊ごと蒸します。

せいろなら、100度以上にならないので火加減いらず。柔らかくしっとりと仕上がります。今回は蒸した豚を甘酢にからめます。

蒸してほくほく甘い秋野菜を添えて、油を使わないヘルシー酢豚に仕上げました。

〇秋の蒸し野菜 

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デザートには無花果、食事に合わせて小豆を煎じた小豆茶をお出ししました。

なぜ、加熱して食べるのか?

今回のテーマはせいろ。せっかくなので、「蒸す」をはじめとする、さまざまな加熱法について、みなさんと一緒に考えてみました。

 

なぜ、わたしたちは食材を加熱して食べるのでしょうか?そのとき、食べ物にはどんな変化が起きているのか。栄養素は?味は?安全性は?

 

さらに、そのときの熱の伝わり方の種類についても確認しました。

熱の伝わり方は、おもに3つ。伝導、対流、放射です。


ガスコンロにやかんをかけてお湯を沸かすシーンを想像してみてください。

ガスの炎がやかんの底を暖め、その熱がやかんの内側へ、そして水へ伝わっていく、これが伝導です。やかんの中では、下部の水が温められ、水が上部に移動し、上部の温度の低い水が下部に移動します。これを対流と言います。
一方、コンロの前に立っているあなたが、熱いなぁと感じるのが、放射です。

では、電池レンジは・・・?

電子レンジとせいろの温め方の違いが分かると、なぜ電子レンジでチンしたパンや中華まんがすぐに硬くなってしまうのか、なぜ蒸したさつまいもの方がほくほくと甘くおいしいのか、おいしい!の理由が分かります。

 

今でこそ、電子レンジがどの家庭にもありますが、みなさんのおばあちゃんの台所にはせいろがあったのです。

電子レンジはボタンを押すだけ、どなたでも気軽に使える道具ではありますが、 同じようにせいろも、火加減いらずで気軽に調理できる初心者向けの道具です。

少し時間はかかりますが電子レンジと同じように温め直すこともできます。 手軽さはそのまま、料理の仕上がりの違いは歴然!

大切にしたいことは、 料理は早さよりもおいしさが本質ということです。

 

料理教室終了後には、みなさんせいろを取り入れてみよう!と盛り上がりました。一家にひとつあれば、蒸しやさいに、おこわ、蒸し豚に、シュウマイ、買ってきた中華まんだっておいしくなりますよ。

今年の冬、せいろからあがる湯気でほくほくあたたかな食卓、始めてみませんか?

 

とり