【12月の料理教室】身体が喜ぶ、冬ごはん|からだを温める食事
昔は焼き餃子が1番すきだったのに、いつの間にかすっかり水餃子派になりました。
家でももっぱら水餃子です。
年齢に応じて、消費エネルギーが少なくなるからでしょうか?
こってりした食べ物より、さっぱりとした食べ物が好きになりました。
みなさんは、どうでしょう?
さて先日12/15(土)は、今年最後の料理教室でした。
今回もたくさんのお申込み、お問い合わせ、本当にありがとうございます。
もう何年も通ってくださっている方や、初めましての方にもお越しいただき、今回も本当にたのしい会となりました!
12月の料理教室、テーマは「腎」
今回のテーマは、冬の養生。
寒さが日に日に厳しくなる冬は、春に備えて必要な生命力を蓄え、心身を養う大切な季節です。
冬は気温の低下で、気と血の循環が悪くなり、免疫力も低下しがち。寒さで体が縮こまることで、肩こりや腰痛、生理痛などの症状も悪化しやすくなります。
中医学では冬は、五臓の「腎」と関係の深い季節と言われています。
冬は寒さで汗をかきにくく、体にたまった不要な水分を、腎と膀胱が忙しく休むことなく働くことで体の外に出そうとするため、腎に負担がかかりやすく膀胱炎やむくみ、頻尿といったトラブルも起こしやすくなります。また頭皮もむくみがちになりやすいため、抜け毛が気になりやすくなります。
西洋医学の腎臓の機能からみても、腎臓とは体内の水分代謝のコントロールの他、ホルモン、生殖器、泌尿器、免疫系などをつかさどります。
そこで12月の料理教室では、からだを温める食材や、「腎」の機能をサポートとする食材を使った冬の献立をご紹介しました。
12月の料理教室 献立
今回の献立はこちら。
土鍋で作る、参鶏湯風粥
えびと甘藷の中華炒め(チリソース煮)
蓮根のじりじり焼き 中華甘酢だれ
冬の薬膳茶
スパイシーチャイ
通常、丸鶏を用意してもち米やクコの実を詰めて作る参鶏湯(サムゲタン)。今回は気負わず簡単に作れるように、手羽元を使ってアレンジしました。
講義では、なぜ骨付きの鶏を使うのか中医学から見た効能や、「生」と「加熱」で使い分ける正しい生姜の使い方、土鍋の効能、味が変わる!おいしくなる海老の下処理、れんこんのおいしい焼き方などなど。
今回は少しだけ時間に余裕があったので、最後にチャイ作りも実践!
チャイで使用したスパイスの効能についてもご紹介させていただきました。
料理教室後、さっそくご家庭でも実践していただき、
”朝粥はじめました。”
”チャイを飲むと、からだが芯から温まるようになりました。”
”海老が今までと違う!プリプリになりました。”
などうれしいお声をたくさんいただきました。
みなさんから、おいしい~!といってもらえることが本当に嬉しく、どんな言葉より「おいしい」が1番好きな言葉だなぁとしみじみ感じています。ありがとうございます。
2019年の料理教室
来年1月の料理教室はイベント準備の為、おやすみとさせていただきます。
新年、初回の料理教室は
2019年2月16日(土)11:00~
好評だった乾物食堂、第2弾です。
ありがたいことに、ご予約開始日に定員となりましたので、現在キャンセル待ちです。
2月23日(土)も開催調整中ですので、ご希望の方はどうぞお問い合わせください。(スポーツ・栄養クリニック TEL092-716-5550)
今年も1年、本当にありがとうございました。
また来年も、みなさんがおいしい1年を過ごせますようお手伝いができましたらうれしく思います。
どうぞ、よいお年をお迎えください。
とり