EAT LABO|福岡 薬院 たべる研究所

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【10月の料理教室】豆のすゝめ!

雨の日が続きますね。みなさん、お変わりなくお過ごしでしょうか?

こう雨が続くと、少しの晴れ間が有り難いものです。秋の午前中の日の入り方、気持ちがいいですね~。(洗濯物のチャンスです!)

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さてさて、10月の20日(金)・21日(土)は料理教室の日でした!

今回もご参加してくださったみなさま、ありがとうございます~!

10月の料理教室

大いなる豆、と書いて「大豆」。

大豆はからだにいい。

誰もが知っているけれど、実は今の日本人には「豆」の量が足りていない?!

知っているようで知らない、大豆の歴史、おいしい食べ方と栄養について学びました。

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実は大豆、昔の人々にとっては薬でもあり、崇拝の対象でもありました。「豆」という字は「高杯(たかつき)」の象形文字です。かつて豆が神様への供物であったことを物語っています。


小豆も、大変古くからある豆のひとつですね。小豆の名がはじめて文献に登場するのは日本最古の歴史書である「古事記」や「日本書紀」!

中国や朝鮮半島、日本では小豆の色は太陽の色、火の色、生命力を高めると考えられていました。料理や菓子、厄除けに使われていたほか、民間療法の薬としても利用されてきました。産後の体調が悪い女性には小豆粥を食べさせたり、小豆粥や煮汁は二日酔い、便秘、食中毒などの吐剤にも効くとされ重宝されてきました。

 

巷では、スピルリナ、カカオ、チアシードアサイーブロッコリースーパースプラウト…などなど海外のスーパーフードが注目されていますが、日本にも昔から食べられてきたもので、こんなにすばらしいスーパーフードがあります。

それに日本人には、やはり日本の食べ物が体に合うもの。身土不二ですね。

食材について

使用するお豆は、北海道で40年以上お豆を作り続ける平譯(ひらわけ)農園より。農薬・化学肥料は不使用です。

その他、使用するお野菜は近隣で採れた無農薬お野菜、また生産者のお顔の分かるものを使用しています。

お豆の調理

ほくほくのおいしいお豆。おいしくて体にいいのは知っているけれど、なんだか準備が手間…そんな風に感じている方もたくさんいらっしゃると思います。


そこで今回は、定番の調理法・豆を「茹でる」の他、蒸す、煎る、スープジャー(保温容器)を使った簡単な下準備の方法などをご紹介しました!

お豆の献立

とら豆入り塩味おこわ

豆の白和え

洋風和え

ふた色大豆の醤油漬け

大豆の味噌汁

小豆ぜんざい 豆腐白玉いり

黒豆茶

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 ☝今回の献立はこちら。お豆づくしです

 

料理教室後、参加して下さった方々から、豆ってこんな味だったんですね、おいしい!と嬉しいお言葉をたくさんいただきました。

忙しい日々、毎日豆を炊くのは大変と思います。だからこそ、週末にまとめて茹でてストック。毎日の食卓に少しずつ取り入れてもらえたらいいな、と思います。

 

それでは、今日も豆を食べて、日本人らしく、まめまめしく働きましょう。頑張って仕事したあとのご飯は、おいしい!

 

とり