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EAT LABO|福岡 薬院 たべる研究所

とことん「食べる」を「研究」していくサイト

EAT LABO

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チョコレートの健康効果 ~賢い食べ方と選び方~

Health & Beauty

最近、注目を集めているチョコレートの健康効果。コンビニでもビフィズス菌や乳酸菌、食物繊維が配合された機能性の高いチョコレートもよく見かけます。


本当にチョコレートは体に良いのでしょうか?どんな成分が含まれていて、それらの栄養は私たちの身体にどうプラスに働きかけるのか。今回はチョコレートに期待できる効果・効能をクローズアップします!

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チョコレートに含まれる成分とその効果

①カカオポリフェノール

ポリフェノールは動物には含まれない、植物特有の生体成分です。赤ワインや緑茶にも含まれる成分で、血圧低下、抗ストレス、動脈硬化予防、善玉コレステロールの増加、脳の活性化…などなど多彩な機能が次々に明らかにされています。

②カカオプロテイン

名の通りタンパク質の一種で、最新の研究により難消化性であることが判明しました。小腸で消化吸収されずに大腸に届き、便量を増加します。また、腸内細菌のえさとなり腸内フローラを変化させることで、整腸作用が整えられることで「便通改善」の効果が期待されます。

③テオブロミン

脳を活性化させ集中力を高める働きのほか、リラックス効果もあります。カフェインと似た構造のため同様の作用がありますが、テオブロミンの方か緩やかに吸収されるため、効果も緩やかに感じることができます。

※同様の作用をもたらすカフェインは、コーヒーの他、紅茶や緑茶、コーラ飲料や栄養ドリンクにも多く含まれます。これらに敏感な幼児やご高齢の方、妊娠中の方は過剰摂取にならないように注意しましょう。

どんなチョコレートがおすすめ?

これらの成分は、チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれる成分です。選び方としてはカカオ分が70%以上の高カカオチョコレートを選びましょう。

ただし注意点も・・・

高カカオチョコレートはカカオの含量が多いことから、脂質が多くエネルギーは相対的に高くなります。脂質の割合が40.7~53.5%であり、普通のチョコレートと比べて1.2~1.5倍多く含まれています。

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※日本人の食事摂取基準(2015年)より、適正な脂質割合を20~30%とし、男性は1800kcal、女性は1600kcalで計算しています。

健康効果があるからと1日に100gも食べていたのでは、チョコレートだけで1日に必要な脂質を摂取してしまうことになりかねません。目安量としては100kcal以下(25g程度)にとどめましょう。


過ぎたるは及ばざるが如し。チョコレートはあくまでもお菓子の仲間です。チョコレートの摂取だけで血圧が下がったり、便秘が改善するわけではありません。

さいごに・・・

お茶の時間さえとらず、慌しく過ごすことを「無茶をする」というように、忙しい日々の中で一息つくことは心と体の健康ためにも大切なことだと思います。

まずは三度の食事をバランス良くとること、その上で、生活の中で上手に取り入れるのがおすすめです。


とり

予告

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☝次回はカカオ分70%チョコレートを使用したチョコレート・パウンドケーキのレシピをご紹介しようと思います。そうご期待~

 

参考データ:チョコレート中の脂質量(独立行政法人 国民消費者センター)