EAT LABO|福岡 薬院 たべる研究所

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【1月の料理教室】日本人の体質に合った"たんぱく質"とは?

1月21日は今年初の料理教室でした。今回の献立をご紹介します☝

野菜たっぷり韓国風巻き寿司・キムパ

常備菜にもオススメ・ナムルの作り方や、巻きずしのコツ、破れにくい薄焼き卵の作り方、キムチなど汁気の多い食材をつかうときの対処方法などを実践!

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5種のいろいろ豆サラダ

お豆のサラダでは、基本となるフレンチドレッシングの作り方、油を乳化させるコツ、おすすめのワインビネガーもご紹介。調味料をかえるだけで、お料理はぐんっとおいしくなりますね。

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国産のお豆を5種類使用しました。もちろん自分でゆがいた豆が一番おいしいですが、冷凍ゆで豆やパウチタイプを使っても◎。その際はクエン酸の入ってないものがおいしくてオススメですよ。

鶏のつくね

メインの料理は鶏つくねです。ふわふわに仕上げる方法や竹串にきれいに刺すコツ、味付けでは砂糖の代わりにメープルシロップを使いました。メープルシロップの柔らかい甘味は、実は和食にも合います。

市販のひき肉は冷凍・解凍の過程で鮮度が下がり、また表面積も大きい分油が酸化しておりオススメできません。今回はとりもも肉とむね肉の塊を、フードプロセッサーで挽き肉にしてから使用しました。

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梅の花の飾り巻き寿司

最後にデモンストレーションで、断面が梅の花模様の太巻きを作りました。すこしずつ日も伸びてきて、行楽弁当にピッタリの1品です!

日本人の体質に合った”たんぱく質”とは?

講義では、私たちの体を構成する「たんぱく質」について学びました。
たんぱく質は、筋肉や骨、内臓や血管のほか、皮膚、髪、爪などを構成している大事な成分です。たんぱく質がとれる食べ物といえば、何も思い浮かべますか?

真っ先に考えるのは肉や卵でしょうか?しかし昔の日本人は、肉や魚を食べられるのは貴族や武士など身分の高い一部の人たちだけでした。ではなぜ昔の人は、肉や魚を食べなくても、筋肉が頑丈な肉体を作れたのでしょう。

実は豆や雑穀、米などの穀物からたんぱく質を摂っていたのです!それらの穀物は、 大豆やそばの実などを除けば決して質のいいたんぱく源とは言えません。昔の人が穀物からたんぱく質を摂っていた方法は、穀物同士の「組み合わせ」にあります。

そこで今回は、先人の知恵から学ぶ日本人の体質に合った、「たんぱく質のとり方」について解説しました。日々の生活の中から生まれた、長い経験に基づく先人の知恵はすごい!とつくづく感動するばかりです。

次回の料理教室

次回は2月18日(土)11:00~

担当管理栄養士:笹川

テーマは桃の節句!華やかな散らし寿司を作ります。講義では造血作用について学びます。冷え性にお悩みの女性のみなさん、必見です☝ご予約、お問合せお待ちしております。

TEL 092-716-5514

 

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