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【レシピ】体を冷やさない、穀物コーヒーゼリーを作ろう!

まだまだ日中は気温も上がりますが、朝方はずいぶん涼しくなりましたね。

先週まで冷たい飲み物がおいしかったのに、湯気あがる温かい飲み物が恋しくなります。 

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☝パッションとパイナップルのジャムソーダ

 

そこで今日は、からだを冷やしすぎないように気を付けたい、今の季節にぴったりの養生おやつをご紹介します。

ノンカフェインでブーム中の穀物コーヒー

みなさん、穀物コーヒーをご存知でしょうか?

たんぽぽコーヒーや玄米コーヒーといったノンカフェイン飲料のひとつで、チコリの根やライ麦麦芽、大麦といった穀物を乾燥・焙煎して作られるコーヒー風飲み物。

苦味や渋みが少なく優しい味わいで、妊婦さんや授乳中の方、カフェインの摂取を避けたい方に注目されている飲料です。

私自身、大のコーヒー党でついつい飲みすぎてしまうことも多々。最近はこちらの穀物コーヒーにお世話になっています。夜寝る前に、映画を見ながらコーヒー…なんて時にも大活躍ですよ!

それでは早速、穀物コーヒーをつかったレシピをご紹介します。

体を冷やさない、穀物コーヒーゼリー

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[材料]

水・・・560ml

粉寒天・・・1.5g

有機穀物コーヒー(粉)・・・10g

本葛粉・・・1.5g

きび砂糖・・・15g

 

A

無調整豆乳 ・・・200ml

きび砂糖 ・・・20g

本葛粉 ・・・小さじ2~3

ラム酒 ・・・小さじ1~

 

コーヒーゼリー容器 4個

[作り方]

1、 水、寒天を鍋に入れ、泡立て器で混ぜる。寒天が混ざったら中火にかけフツフツしてきたら弱火にして3分ほど、寒天をしっかり溶かす。本葛粉と穀物コーヒー、きび砂糖を加え、さらに混ぜる。

2、1の粗熱が取れたら容器に移し、冷蔵庫で冷やし固める。

3、Aの材料を小鍋に入れ、泡立て器で混ぜながら中火にかけフツフツしてきたら弱火にして3分ほど火を入れる。

4、3の粗熱が取れたらコーヒーゼリーの上に乗せて完成。

※寒天の量はひとつの目安です。寒天の種類により、凝固力が異なりますので、量を調整してお好みのかたさを見つけてください。

 

今回使用した食材も、ご紹介します。

本葛粉

原材料:国産本葛100%(南九州産)

 

葛の根から取り出したでん粉を白く晒し上げ(水洗い)、純白の本葛粉を作り上げる「吉野晒」と呼ばれる製法で作られています。

古来より血行をよくし、体を温めたり、緊張をやわらげたりすることから、風邪や胃痛などの際に民間治療薬としても利用されてきた本葛。

本葛には多く含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることから、更年期障害骨粗鬆症などの症状改善としても注目されています。

寒天

今回使用した寒天は、天草(テングサ)100%使用の粉末寒天。溶けやすく調理しやすいので、寒天を使い慣れていない方にもおすすめです。

寒天は、100g中80.9gとあらゆる食品のなかで食物繊維を一番多く含んでいます。お通じが悪い方にはぜひ積極的にとっていただきたい食品のひとつです。

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寒天の材料は、天草、オゴノリ、その他海藻が使われています。メーカーや製造方法によって凝固力は大きく異なりますので、量は加減して使用してくださいね。

 

穀物コーヒー

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「ボッテガバーチ」の有機穀物コーヒーは、有機栽培されたチコリ、ライ麦麦芽などをバランス良くブレンドした、ノンカフェインの穀物コーヒーです。このブランドの歴史は古く、1911年にポーランド南部クラコビア近郊にある「スカビナ」と言う小さな町からはじまっているそうです。

穀物コーヒーのおすすめ人気ランキング10選【美味しいのはどれ?】 | mybest

こちらに穀物コーヒーのランキングと、細かな味の説明もありました。よければ、ご参考くださいね。

 

もちろん、ご自宅にあるインスタントコーヒーでもできますし、豆を挽いて淹れたおいしいコーヒーでも作れます。ご自宅にあるものを利用しつつ、ぜひ1度作ってみてはいかがでしょうか?

 

来月10月のおやつは、蒸篭をつかった蒸しおやつを予定しています。お楽しみに~!

 

とり

 

【8月の料理教室】旅する台所~モロッコ料理~

8月の料理教室にご参加いただいた皆様、お問い合わせ・お申込みいただいた方々、ありがとうございました!

8月18日(土)、25日(土)開催、夏の料理教室が終了しました。

8月の料理教室

今回のテーマはスパイスを使った、モロッコ料理。

「モロッコ料理なんて有名なの?」とお思いかもしれませんが、塩レモンタジン鍋、世界最小のパスタクスクスモロッカンオイルアルガンオイルと聞き覚えがある料理や食材もあるのではないでしょうか?

 

実はモロッコ料理、2010年にはイタリア料理、ギリシア料理、スペイン料理と共に地中海食としてユネスコ無形文化財に登録されており、世界的にも、とても有名な食文化です!(ちなみに 「和食」は2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されています。)

ロッコについて 

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 モロッコは、アフリカ大陸の北西に位置する立憲君主制国家です。

アフリカながら地中海に面しているモロッコの料理は、地中海料理や中世アラブ料理といったヨーロッパや中東の影響を受けています。
また、トルコ共和国の前身であるオスマン帝国の支配を受けなかったために、アルジェリアチュニジアなど他のアフリカの国と比べて、トルコ料理の影響が少ないと言われています。

スパイスについて

ロッコ料理では、クミン、ジンジャーパウダー、パプリカパウダー、ブラックペッパーパウダー、シナモンパウダーといったスパイスがよく使われます。スパイス=香辛料のイメージが強いかもしれませんが、すべてのスパイスに辛み成分があるわけではありません。モロッコ料理では食材本来の味を大切にし、香りや色付け、食材の臭いを消す目的でスパイスが使われることが多く、意外と辛くないのも特徴のひとつです。

 

「スパイス」と聞くと、使いこなすのが難しいまたは薬品臭いイメージで苦手、という方も多いですが、学校給食で1番好まれているメニューといえばカレーですし、ウスター、とんかつソース、ケチャップなど日本人の好む加工調味料にはスパイスがたくさん使われていることを考えると、スパイスは日本人にも浸透しているといえます。

今回は、そんなスパイスをもっと身近に感じてもらえる使い方をご紹介させていただきました。

スパイスには芳香性(いい匂い)をはじめ、肉・魚類の臭み消し着色など様々な効果があります。その効果を最大限に出すために、下ごしらえ・調理中・仕上げではどのタイミングで加えるのが効果的?おいしいスパイスの使い方、組み合わせは?…などなど実際に料理しながら学ぶ、あっという間の2時間半となりました。

ロッコ料理

今回の献立をご紹介します。

挽肉を数種類のスパイスで炒めて、薄い皮に包んで揚げるモロッコ風春巻・ブリワット、 ラマダン(断食)明けのからだにやさしいモロッコの味噌汁的スープ・ハリラ、ニンジンの甘味とクミンのスパイシーな香りがピッタリなサラダヒーゾ、栄養価の高いひよこ豆のペースト・フムス、クミンがほんのり香る・チャバタ

家庭でも再現しやすいように、比較的手に入りやすいスパイスや野菜を使って5品ほど実際に調理していただきました。

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☝右上から時計まわりに、ハリラ、サラダヒーゾ、チャバタ、ブリワット。

 調理中はその場で質問や疑問をたくさんいただき、終始笑い声が飛び交う楽しい実習の時間となりました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます!

実際にご自宅で調理してみると、また新たな疑問が出てくるかと思いますので、どうぞお気軽におたずねくださいね。

10月の料理教室

①10月20日(土)11:00~13:30 ※延長する場合がございます

②10月27日(土)11:00~13:30 ※延長する場合がございます

 

次回10月の料理教室では、湯気のある暮らし~蒸篭を使った秋のごはん~を開催致します。

すでにご予約をいただいておりますが、各回あと1~2名様ほどご案内できます。

ご興味のある方は、どうぞお早めにお問合せください。

 

とり

 

スポーツ・栄養クリニック(福岡・薬院

TEL 092-716-5550

 

【レシピ】砂糖・甘味料を使わない、からだにやさしい自家製アイス

みなさん、アイスクリームはお好きでしょうか?

私は、大好きです!

 

しかもこの暑さ。いつも以上にアイスがおいしく感じてしまいます。

だからといってついつい食べ過ぎてしまうと、内臓の冷えから消化器官の不調や食欲不振を招くほか、アイスクリームの原材料である砂糖や乳脂肪の摂りすぎによる体重増加や血糖値の急上昇も気になるところ。

 

それでも食べたい!アイスが食べたい!という方に、簡単に作れてなおかつからだにやさしい自家製アイスをご紹介します!

砂糖・甘味料を使わない、からだにやさしい自家製アイス

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今回は白砂糖はもちろん、代替えの甘味料でよく使われるはちみつやアガベシロップ、てんさい糖も使いません。米麹を発酵させて作る、甘酒を使って作ります。

では、さっそく作っていきましょう。

レシピ

[基本の甘酒アイス:A]
甘酒…100g
ココナッツミルク…100g

[副材料]

ブルーベリー100g

自然塩 少々


① フードプロセッサーに[基本の甘酒アイス:A]と[副材料]をすべて入れて、攪拌する。
② 冷凍後で2~3時間ほど冷やし固める。
③ 冷凍後から取り出し、フードプロセッサーにかける。
(③を繰り返すことで、なめらかな仕上がりになります!)
④ 再度冷凍後で冷やし、お好みのかたさになれば完成。

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ほかにもお好きな果物やスパイス等入れてチャイ風アイスにしたりとアレンジ自在!

 

チョコレートアイスなら、[基本の甘酒アイス:A]+ココアパウダー小さじ1~2、
ジンジャーアイスなら、[基本の甘酒アイス:A]+ジンジャーパウダー(小さじ1/3)


といったように、自分のお好きな味を見つけてみてください。ちなみに、ショウガにはカラダを温める作用があるため、冷たいアイスのトッピングにおすすめですよ。

 

この夏、自家製アイスを作って乗り切りませんか?

とり

 

【レシピ】夏バテに効く!自家製シロップで作る、赤しそジュースを作ろう。

陽射しがじりじりと強く、蒸し暑い日が続いています。

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日本の夏は、高温多湿!この夏の湿度と熱気に、そろそろ夏バテの気配を感じていませんか?そこで今回は、夏バテに効く!自家製シロップで作る、赤しそジュースをご紹介します。

赤しその栄養

赤しそは医学的には蘇葉(そよう)と呼ばれ、昔中国でかにの食べ過ぎで食中毒を起こした人に、漢方医がこの葉を煎じて飲ませたところ元気が蘇ったので蘇る紫の葉…ということから、紫蘇という名前になったと言われています。

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青じそは通年出回っていますが、赤紫蘇が出回るのはこの時期だけですね。

実は赤紫蘇、「薬用」としても使われるほど、さまざまな効能を持つ「日本のハーブ」!

栄養学的にみてみるとその働きは…

ビタミンB1の血行促進による疲労回復
香り成分ペリルアルデヒドで食欲増進
ペリルアルデヒドの抗菌作用で食中毒を予防
ロズマリン酸が血糖値の上昇を抑える(赤しそに多い)
リモネンで脂肪燃焼とストレスを緩和
食物繊維で便秘解消
カリウムでむくみを改善
β-カロテンの抗酸化作用でアンチエイジング(青しそに多い)
ビタミンCで美白効果
ルテオリンの肝臓解毒作用で肝斑やシミを予防
カルシウムで骨粗しょう症予防
鉄分による貧血予防
α-リノレン酸で花粉症やアレルギー症状を緩和

などなど。

覚えきれない程あります。そんな栄養たっぷりの赤しそを使って、早速ジュースを作っていきましょう!

自家製シロップで作る、赤しそジュース

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[材料]
赤しそ…1束(今回は葉が130g)
青しそ…3~4枚(なくてもOK)
水…500ml
きび砂糖…80~100g
酢…60ml


[下準備]
赤しそは葉を1枚ずつ摘み、流水で洗い、ザルにあげて水気を切る。

 

[作り方]
①鍋に分量の水を入れて沸かし、赤しそを入れて数分煮る。

 あっさりときれいな色・・・ひと煮立ち(2分ほど)。
しっかりとふかい色・・・・10分程煮込む。

②ザルで、葉っぱを漉しながらもうひとつの鍋へ移す。※ヤケドに注意!
③2の赤しそエキスを鍋に戻して弱火にかけ、きび砂糖を入れる。
④火を止めて粗熱がとれてから酢を入れる。消毒した瓶に保存する。

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以上です。とっても簡単。

 

夏はじめじめと暑く、つい冷たいジュースが飲みたくなってしまいますよね。

そんなときに、この赤しそシロップがあれば、お好みの甘さに炭酸水やお水で割ってごくごく!夏バテにも効いて、喉も潤い一石二鳥です。

 

今回はお酢(京都の老舗・村山醸造酢の米酢)を使っていますが、お好みでレモンで作るのもおすすめです。

 

その他、砂糖の種類を変えてみるのもいいですね。

東洋医学では、白い砂糖(上白糖やグラニュー糖)は身体を冷ます働きが、黒い砂糖(てんさい糖、黒糖など)は温める働きがあるとされています。季節や体調に応じて、また味のイメージに合わせて砂糖の種類もお好みで。

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7月に入り、夏も本番!市販ジュースはほどほどに、自家製シロップ&赤しそジュースで夏を乗り切りませんか?

 

とり

*1:

砂糖について

砂糖の作用についてはさまざまな説があります。

体を温める作用があるといわれる黒糖。しかし、黒糖の原材料であるサトウキビの産地は、暖かい沖縄。暖かい産地で採れるものには体を冷ます作用があると考えられています。

産地や精製度によっても、作用や働きは変わってきます。白い砂糖は毒、未精製された砂糖は健康食品、と極端な考え方ではなく、季節や体調に応じて砂糖を使い分けてもらうといいと思います。

【6月の料理教室】梅雨を乗りきる脾(胃腸)の養生ごはん

雨の日が続いていますね。福岡も、ついに本格的に梅雨入りした様子です。

梅雨に入ると、下半身が冷える、浮腫む、頭が重く痛い、、、というお悩みをよく聞きます。実はこれらの症状、梅雨の時期の特徴で、湿気が体に侵入し、その影響から来るものだと考えられています。

水はけの良い体を作り、むくみ知らずで過ごすためには、水分代謝を上げて、水分の巡りをよくしておくことが大切です。またこの季節に弱りやすい脾(胃・腸)のケアも大切になってきます。

 

そこで6月の料理教室では、胃・腸の働きをケアし、体から湿気を追い出す食材を使った養生ごはんを作りました。

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講義では、梅雨におすすめの食材として、

①脾(胃腸)の機能を補う食材

②体にたまった余分な水分を排出する食材

③体を温め、体内の水分代謝を高める食材

④体内の気の巡りをよくすることで、湿邪を追い払う食材

をご紹介。

体を温め、水分代謝を高める食材といえば生姜がメジャーですが、実は生の生姜と加熱した生姜では成分・効能は大きく変化します。

そんな生姜の使い分けや、旬の食材の見極め方、旬の野菜・走り~盛り~名残り別おすすめの調理方法、定番のお浸しを初夏仕様にするポイント、山椒のおすすめ保存方法と活用法、豚しゃぶを柔らかく仕上げるポイント、などなど…今回も盛りだくさんの3時間となりました。

初夏の献立

主食 とうもろこし御飯

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主菜 レタスと豚肉の冷しゃぶ 辛み胡麻だれ

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副菜 夏野菜のお浸し 山椒醤油オイル添え

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汁物 蒸し茄子と三つ葉のお味噌汁

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箸休 新生姜と茗荷の甘酢漬け

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今回も、和気あいあいとたのしい料理教室となりました。

ご参加いただいた皆様、お問い合わせ・キャンセル待ちしてくださった皆様、本当にありがとうございました!

 

次回は8月16日(土)11:00~13:30夏バテ予防&対策のお手当ごはんをテーマに開催予定です。

 

また来月は7/28(土)11:00~13:30「発酵食品を使った作り置き」をテーマに、管理栄養士の笹村望さんが開催します。こちらもあと若干名お申込み受付可能です!

ご興味のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

 

とり

 

お問い合わせ先

整形外科 スポーツ・栄養クリニック

TEL:092-716-5550

MAIL:info@clinicsn.com

 

【6月の料理教室】初夏の野菜と香味料理

じめじめ…雨の日が続いています。

こんな季節は、体の中にも水がたまりやすくなります。

 

脚がむくみがち。

なんとなく食欲が出なくてだるい。

 

それは、体の中に余分に水分が貯まり、排出出来ていないことが原因かもしれません。梅雨の湿気は、胃腸消化器系に負担をかけ、胃のもたれ、食欲不振などの症状も招きます。

 

そこで今月6月の料理教室では、胃腸の機能を高める食材、香りで湿気を飛ばす食材など適した食材と、対処法を知り、梅雨を乗り切るお手当てごはんを作ります!

6月の料理教室

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日時:(1)2018年6月15日(金)12:00~14:30

   (2)2018年6月16日(土)11:00~13:30

場所:スポーツ栄養クリニック内キッチン

料金:3,240円税込(初めての方、2,700円税込)

持物:エプロン、お手拭き、筆記用具

 

 

この季節におすすめの食材

今日は、梅雨の季節におすすめの食材をいつくかご紹介します。

 

<山椒>
香りの強い山椒は、脾・胃の働きと気の巡りを良くして、湿邪を取り除くといわれています。食欲増進効果もあり、夏バテにもおすすめです。
ほかにも、芳香性のある食材には、陳皮(みかんの皮)や大葉、香菜(パクチー)などがあります。

ちなみに、中国の料理で麻婆豆腐など、「麻」(マー)は山椒(特に花椒)のしびれるような辛さを指す言葉として使われています。 


<冬瓜>
カリウムが豊富に含まれるため利尿作用があり、身体の余分な水分を取り除き、むくみを解消します。一方で、冬瓜には身体を冷やす作用あるもため、身体を温める食材と一緒に摂ることをお勧めします。
ほかにも、小豆や黒豆など豆類、スイカやメロンなど夏に旬を迎える果物にも利尿作用があります。


<しょうが>
しょうがなどの身体を温めて発汗させる作用のある食材は、汗とともに邪気を体外へ追い払う役割があります。ほかにも、発汗作用のある食材には、ねぎやみょうがもおすすめです。

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<とうもろこし>
脾胃の働きを補い、消化吸収を助けます。
ほかにも、米、鱸(すずき)、鰯(いわし)、鰹(かつお)、そら豆、はと麦などがあります。


6月の料理教室では、これらの食材を組み合わせた献立をご紹介します!

どうぞおたのしみに~!

 とり

 

【本】病気にならない食と暮らし

 

こんにちは。

今日は、最近読んだ本を1冊ご紹介したいと思います。

 

病気にならない食と暮らし

 

 

著者は小児科医である本間真二郎先生。

大都市の大学病院でバリバリ働いていましたが、8年前に家族ぐるみで栃木県那須烏山市へ移住します。

栃木県の診療所で地域医療に従事しながら、みずから米や野菜を育て、調味料をつくり、春夏秋冬の自然を楽しみながら暮らしています。

 

この本では、自ら実践してきた「健康に生きるコツ」を紹介しています。

健康のために特別なことをするのではなく、自然な暮らしの中に健康があるという本間先生。

 

春夏秋冬の季節の食事メニューとその作り方に加え、「医の前に食があり、食の前に農がある。農の前には微生物がある」という考えから、「自分流の発酵生活」として、「麹室の作り方」やみそ、しょうゆ、みりんなどの「手作りの発酵食品の作り方」が書かれています。

天然の材料を使った日本の伝統料理の作り方を覚えたい!という方にオススメの1冊です。

麹、味噌、醤油、納豆、漬物などの作り方が載っていて、自分で作りたくなってきますよ!

 

写真も美しく、眺めるだけでも楽しいと思います。本屋で見かけたら、お手に取られてみてくださいね。

 

とり